9月18日、北海道森で起こったゴーカートによる死亡事故。11歳少女が体験イベントで運転していたゴーカートが、観客席に突っ込み、2歳の男の子が死亡しました。
この事故の責任の所在を巡り、ゴーカートイベントの主催者に注目が集まっています。
イベントチラシなどから、「トヨタ関連の会社が主催している」と言われ、報道にトヨタの名前が発表されない事に「忖度でトヨタの名前が報道されない」と噂になっています。
しかし、ゴーカート死亡事故が起きたイベントの主催者は、トヨタと全く関係がない会社である事が分かりました。
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ゴーカート死亡事故の主催者はトヨタと無関係「全く別の会社」
9月18日に起こったゴーカート死亡事故。「函館地区オールトヨタクルマファンFES」の関連イベントとして行われています。
こちらが、イベントのチラシとなっており、下部には主催者の会社名が記載されていました。その部分を拡大した写真がこちらです。
- 主催
- 函館トヨタ自動車株式会社
- 函館トヨペット株式会社
- トヨタカローラ函館株式会社
- ネッツトヨタ函館株式会社
この記載から、「主催はトヨタ」と言われ、大きなバッシングに発展しています。
防衛運転を推奨する立場のトヨタが殺人カートを走らせてしまった責任は重大だなぁ!
函館のトヨタには危機管理能力は皆無だ。
会見で謝罪しろ!
しかし、主催として名前があがっている4社は、トヨタとの直接的な関係が無い事も、同時に指摘されています。
函館トヨタ、函館トヨペット
カローラ函館、ネッツトヨタ函館
の4社はトヨタ自動車株式会社とは
子会社とか支店とかでもないので
全く関係ないんですよね。ですが、
豊田章男氏は我関せずの人間ではないと思うので、明日にならないと分からないですね
一体どのような事なのか見てみましょう。
トヨタの販売店は関連会社ではない「運営はトヨタではない」
トヨタ車の販売店として有名なのは、以下の5種類です。
- 県名や地域名+トヨタ(函館トヨタなど)
- トヨペット
- カローラ
- ネッツ
- トヨタモビリティ
今回、主催者として名前があがっている4社も、この中に含まれています。そして、「トヨタ」という名前が記載されており、「子会社」「関連会社」というイメージが強いですが、運営元は別です。
トヨタの系列店は、ほとんどがトヨタの直営店ではなく「地場系ディーラー」です。「地場系ディーラー」は、トヨタからディーラー権を取得した運営元が経営しています。
つまり、「トヨペット」「ネッツトヨタ」などの名前がつく販売店は、トヨタから販売権を獲得しただけで、運営元はトヨタとは全く関係ない会社という事になります。
その為、今回、ゴーカート死亡事故を起こした主催者は、トヨタとは全く関係はない会社となっています。
トヨタグループ一覧「ゴーカート死亡事故のイベント主催者は記載なし」
トヨタの公式HPに記載されているグループ会社一覧を見てみましょう。
- トヨタグループ会社
- (株)豊田自動織機
- 愛知製鋼(株)
- (株)ジェイテクト
- トヨタ車体(株)
- 豊田通商(株)
- (株)アイシン
- (株)デンソー
- トヨタ紡織(株)
- トヨタ不動産(株)
- (株)豊田中央研究所
- トヨタ自動車東日本(株)
- 豊田合成(株)
- 日野自動車(株)
- ダイハツ工業(株)
- トヨタホーム(株)
- トヨタ自動車九州(株)
2022年6月時点で、以上の13社が、トヨタグループとして公式HPに記載されています。
その他、トヨタと関連がある会社として、検索された会社もまとめておきます。
- レクサス
- SUBARU
- GR
- トヨタファイナンシャルサービス
- トヨタモビリティ東京
- トヨタ・モーター・コーポレーション・オーストラリア
- MS&ADインシュアランスグループホールディングス
- ウーブン・プラネット・ホールディングス
- トヨタモビリティパーツ
- ダイハツ九州
- 朝日航洋
- プライムアースEVエナジー
- マツダ・トヨタ・マニュファクチャリング・U.S.A.
- 国瑞汽車
- トヨタエンタプライズ
- トヨタ・コニック・プロ
- トヨタコネクティッド
- シンテックホズミ
- トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・カナダ
- トヨタテクニカルディベロップメント
- トヨタ不動産
- 広汽トヨタ自動車
- トヨフジ海運
- 天津一汽トヨタ自動車
- プライム プラネット エナジー&ソリューションズ
- トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・チェコ
- トヨタ・ガズー・レーシング・ヨーロッパ
- 米国トヨタ自動車販売
ゴーカート死亡事故の主催者である、「函館トヨタ自動車株式会社」「函館トヨペット株式会社」「トヨタカローラ函館株式会社」「ネッツトヨタ函館株式会社」の名前は検索されませんでした。
ゴーカートの運営会社「新千歳モーターランド」
今回、ゴーカートの運転指導役として、新千歳モーターランドの九谷田聡さんという方が、インタビューに登場しています。
新千歳モーターランドは、モータースポーツ全般を楽しむことが出来る、複合施設であり、レーシングカーのレンタルも行われています。
九谷田聡さんは、この会社の常務であり、イベントに運営サイドとして参加していました。この事から、今回使用されていたマシンは、新千歳モーターランドでレンタルされていた、レーシングカーだった事は間違いありません。
そして、当然ですが、新千歳モーターランドもトヨタとは直接的な繋がりを持ってはいません。
ゴーカート死亡事故は必然「主催者の安全管理がずさん」
ゴーカート死亡事故の報道に対し、以下の理由から、「事故は必然」と主催者の責任を指摘する声が多数あがっていました。
報道によると、事故時にゴーカートの時速は40㎞/hにも達していたそうで、大人用のカートだったことが分かっています。この事実から、「マシンはレーシングカートだった」という指摘が相次いでいます。
ゴーカート❌
レーシングカート⭕️
仕切り代わりにもならないカラーコーンが置かれてただけの未対策
主催者側の責任を『女児がアクセル踏みっぱなし』を強調。
ゴーカートとレーシングカートでは、性能にかなりの差があり、スピード感やハンドルの重さから、11歳の女の子が運転するにはかなり難易度が高いと言われています。
ゴーカートっていうかレンタルカートだと思うんだけど、こんなスピード感のを初心者の小学生が操作するのは相当危ないのに安全マージンを十分に取らなかった運営が良くないと思う https://t.co/llew8fF0JY pic.twitter.com/5FAycFEIqc
— イトー (@papa_r110) September 19, 2022
どこまでリミッター掛けていたか不明だが、フルスロットルだと11歳女児にはハンドル重くて曲がることすらできない
ストレートエンドに観客がいるのもおかしいし、初心者には難しい時計回りのコース設計
事故起きない方がおかしい
また、主催者の安全対策に疑問を持っている人も多いです。
今回の事件の概要図を見てみると、ストレートエンドに観客席が設けられており、仕切りは三角コーンだけでした。
全日本カート選手権が行われる、茂原ツインサーキットの観客席と比較すると、その差は一目瞭然です。
引用:https://paddock-gate.com/1245/
さらに、コーンやポールを使用した事やカートに対し、南幌カートスポーツクラブ代表・桜井泰巳さんはこのように語っています。
そういうものでエリアを分けするのは危険
子供用のレンタルカートには遠隔でスイッチを押すとカートを止めることができるものもある
パニックになると手も足も突っ張るはず
そうなるとアクセルが前回になる
多くの人が、使用したカート、ずさんな安全対策に対し、怒りや疑問を覚えています。
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