東日本大震災によってメルトダウンした福島第一原発を舞台に上映されたFukusima50。2020年に公開され大きな話題を読んだ作品なんですが3月12日には金曜ロードショーで地上波初放送となりますね!
そんなFukusima50で佐藤浩市さんが演じたのが伊崎利夫という人物なんですが、このキャラクターって実在するんでしょうか?ノンフィクション作品のようなので本人が登場しているようにも思いますが果たして…
[box class=”blue_box” title=”Fukusima50の伊崎利夫は実在するのか?”]
- モデルは誰?
- 現在はどうなったのか?
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この点に注目して伊崎利夫という登場人物に迫っていきましょう!
伊崎利夫とはどんな人物?
◆1月2日(土)~8日(金)
<2本立上映>
『Fukushima 50』
2011年3月11日午後2時46分、日本の観測史上最大となる地震が起こり、福島第一原発は全電源を喪失する。このままでは想像を絶する被害がもたらされることは明らかで、伊崎利夫をはじめとする現場作業員や所長の吉田昌郎らは奔走するが…。 pic.twitter.com/M2eb0S7hoA— CinemaKOBE(シネマ神戸) (@CinemaKOBE) January 2, 2021
まずは伊崎利夫とはどんな人物なのか確認しておきましょう!
東日本大震災によってメルトダウンに陥ってしまった福島第一原子力発電所!Fukusima50は福島原子力発電所に残って対応業務に従事した役50名の戦いを描く映画となっており、ノンフィクション作品・死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発を元に作成されています。
伊崎利夫とはその50名の内の一人であり、福島第一原子力発電所1号機、2号機の当直長として登場!キャストは佐藤浩市さんが演じていますね!
福島第一原発1号機、2号機はメルトダウンが起こった発電所であり東日本大震災が発生してからしばらくは毎日のようにテレビで進展状況が放送されており、最も危険が高かった場所の一つだったように記憶しています!
そんな発電所の当直長として福島第一原発に残って被害縮小のために戦った伊崎利夫という人物…果たして実在するのでしょうか?
伊崎利夫は実在するのか?モデルは?
結論からお話すると伊崎利夫という人物は実在しない架空のキャラクターです!
Fukusima50に登場する人物で実在するのは吉田昌郎さんという第一原発所長のみ。その他の人物は風評被害なども考慮してなのか架空のキャラクターとして登場しているんです。
ちなみに唯一実名で登場した吉田昌郎さんですが、2013年に食道がんの為に他界されています。
さて、架空のキャラクターである伊崎利夫ですが、どうやらモデルとなった人物はいるようで、とある記事には伊沢郁夫さんと曳田史郎さんという方の名前が登場していますね!
特典のコメンタリーは、佐藤浩市が演じた福島第一原発1、2号機当直長・伊崎利夫役のモデルとなった伊沢郁夫と曳田史郎、平田満が演じた第2班当直長・平山茂役のモデルとなった平野勝昭、安田成美が演じた緊急時対策室総務班・浅野真理役のモデルとなった佐藤眞理が出席し、原作者である門田の進行により本作について解説を行うものとなった。
この方たちは現在どうされているんでしょうか?
伊崎利夫の現在は?
伊崎利夫のモデルとなった伊沢郁夫さんと曳田史郎さんは現在どうされているのか?その後や現在について色々と調べてみたんですが、2021年にお二人が何をしているのかは情報がなくはっきりとはわかりませんでした!
ただ、経歴などは見つかったので少しですが紹介しておきますね!
伊沢郁夫の経歴は?
福島県双葉郡双葉町に生まれた伊沢郁夫さん。少年自体は福島第一原発の近くで友人と遊ぶような子供だったそうです。地元の高校卒業後に東京電力に就職し、福島第一原発の1号機、2号機の運転員として働き始めたそうです。
そして2009年からは当直長として職務を開始し、野勝昭さんという人物とは、原子炉1号機、2号機を操作する中央制御室の当直長を交代で勤める役割でした。
そんな重要な役割に就いていた為か、福島第一原発が大事故になった日もたくさんの人が避難する中、逆走し発電所に向かったそうですよ!
曳田史郎の経歴は?
曳田史郎は原子力発電所所長だった吉田昌郎さんと同い年の男性であり、復旧班の班長を務めた人物!吉田昌郎さんとは同期ながらも上司と部下の関係にあたります!
ちなみに上司は所長である吉田昌郎さんで曳田史郎さんは部下にあたるようです。
ただ、二人の仲はとても良く、曳田史郎さんは吉田昌郎さんの事を「よしやん」と読んでいたようですよ。
そんなお二人なので吉田昌郎さんも曳田史郎さんを相当信頼しており「もうダメだ!」「一緒に死んでくれる人物は誰か?」と考えるほど追い込まれた時に真っ先に思いついたのが曳田史郎さんだったそうです。
Fukusima50のコメンタリーでは「吉田昌郎さんが生きていたならまだ仕事を続けていたと思うので、私も続けていこうと思っています!」と語られていますのでひょっとしたらまだ東電で働いているのかもしれませんね。
ただ、年齢が既に60歳後半ということを考えると既に引退し、東日本大震災や福島原子力発電所の事故を風化させないように尽力している可能性もありそうです。
伊崎利夫についてまとめると
Fukusima50で佐藤浩市さんが演じる伊崎利夫という人物について見てきました!
[box class=”green_box” title=”今回の記事のまとめ”]
- 伊崎利夫は実在しない
- モデルは伊沢郁夫さんと曳田史郎さん
- お二人の現在は不明
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日本史上に残る福島原子力発電所事故を題材としているFukusima50。被害を食い止めるために危険な原発に残った50名の戦いが描かれている映画となっています!
あの事故から約10年が経過し、実際には現場でどのような事が起こっていたのかを思い出す節目の年となっているんじゃないでしょうか?
3月12日の金曜ロードショーで地上波初放送となるFukusima50!必見ですね!!